ダウンロード (2)

 

花は咲くか 著:日高ショーコ 1巻―第2話  版元:幻冬舎コミックス(バーズコミックス ルチルコレクション)
美大生との出会いから3か月。
桜井は苦手意識のある彼を避ける様に玄関からでなく庭から菖太を訪ねるが、家主に出くわし不法侵入的な真似を非難される。
喧嘩腰になるも訪問相手不在のため退散。後味の悪さとは別の感情が心をかすめる。

輩に頼りにされていると思いきや、陰で予定調和的な仕事ぶりにダメ出しをされる主人公。凹み気味で家路につくと菖太から連絡が。
ファミレスで合流し彼と容一そして竹生が従兄弟同士で、家主の美大生が桜井に興味がある様だと聞かされる。
店を出ようとすると、連れが忘れていったパスケースが。
彼の下宿先に届けようと暗がりの敷地を歩く途中、菖太とまいた容一からもらったという種が芽吹くも枯れてしまったことを思い出す。
あの種は何の花だったか…。

獣道を抜けるとデッサン中の容一に遭遇。再三の裏街道からの登場をとがめられ、一戦交えその場を去る桜井。
道すがら枯れてしまった芽を片付けたのは容一だったと気付く。不器用なだけで根はいいヤツなのか?あの若者はどんな絵を描くのか?
独特の佇まいを持つ彼に心を占められ夜が更ける。

設定の説明と伏線を張るための回でしたが、タイトルの”花は咲くか”にかけられたコマがありました。どう解くかは最終巻までお預け?!
後輩の話で、桜井は要領がよく何にでも帳尻を合わせることがきる人物だと判明。そんな彼も容一を持て余すわけで。

周囲に適応しなくても周りが合わせてくる環境に育つ容一は、自分の領域を侵食してくる桜井の存在が大きくなるといった流れでしょうか。
楽天家の様で核心をつく物言いの高校生・菖太は、脇の役割をキッチリ果たしました。
日高さんのムダのない配役と話の構成には毎度感心させられます。